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山口市阿知須『いぐらの館』の物語

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~山口市阿知須 『いぐらの館』 の物語~

はじまりはじまり~♪♪

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その昔、阿知須は小さな漁村でした。
人々は海岸沿いに家を建て暮らしていました。


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江戸時代中ごろ以降、阿知須は廻船業で大変に栄えます。
阿知須にたくさんの人が住むようになりたくさんの家が建ちました。
限られた土地にたくさんの家がすきまなく建てられました。
あれあれ?もう家を建てるところがありません。
人々は海を埋め立てて新しく家を建てました。


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新しく埋め立てた土地にたくさんの家が建ち、たくさんの人が住むようになりました。
人々はすきまなく家を建てました。でも、しばらくするとまた家を建てるところがなくなりました。
人々はまた海を埋め立てて家を建てました。
阿知須の街はこうしてなんども埋め立てをして広がってきた街なのです。
では、街の中の様子を見てみましょう。


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まちのなかはこんな感じ。すきまなく家が建っています。
屋根と屋根がくっつきそう!
屋根は「わら」、家は「木」でできています。


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ある日、火事がおきました。
「わら」の屋根の「木」の家はあっというまに火に包まれました。
くっつくようにして建っている周りの家にも火がつきました。
火は海からの風に乗って、どんどん広がっていきます。


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家はすっかり焼けてしまいました。
隣の家も、その隣の家も、その隣の家もみんな燃えてしまいました。
みんな途方に暮れています。阿知須の街はこうした大火に何度も襲われています。
多いときには200軒の家が火事で失われています。


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人々は考えました。「火事がきても焼けないような家を造ろう」
「わら」の屋根はやめて、「かわら」の屋根にしよう!
それから「木」の家が燃えないように、家の壁に厚い土と…


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漆喰を塗ろう!
こうしてできたのが、火事に強い「いぐら造り」の家です。


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いぐら造りの家は、火事にとっても強い家です。
こうしたいぐら造りの家が増え、阿知須の街に大火がおこることはなくなりました。


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このなまこ壁の原料となるのは、石灰!
山口県、いや日本一のカルスト台地を持つ秋吉台の石灰岩が原料として使われているそうです。
石灰石が材料とは!なるほど、火に強いはずですね!




さて、この『いぐらの館』の物語 のステキな紙芝居。
館のスタッフ 石川さん制作によるものです。
『いぐらの館』への愛や思いがいっぱい詰まったスケッチブックを片手に、
館内の説明してくれます。

石川嬢
「漆喰壁以外にも火事の対策がたくさんありますから、
是非実物を見にいらしてくださーい!」

と、皆様をお待ちです。



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是非、訪ねてみてください。
抒情たっぷりのいぐらの館の物語が聞こえてきます。




※阿知須いぐらの館直近イベント情報※
◆昔のうつわ展
8/12日(金)~8/23日(火) 
○廻船業の家を中心に阿知須の家庭に伝わる江戸時代~昭和初期の器を展示します。



※阿知須いぐらの館 → 詳しくはコチラ



有吉






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テーマ : 山口県 - ジャンル : 地域情報

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