足利将軍が食された御膳 【将軍御成献立】

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将軍御成献立
明応9年(1500年)3月5日に、大内氏館(現龍福寺)で、大内義興が前将軍足利義稙を
饗応したとされる料理。
25献(1献当たり3~5皿程度)と御台等を含めた全32献の内容からなり、
現存する中世の文献では、日本一の量を誇る献立です。

その御膳が再現されました。

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山口出身の江後迪子先生(食文化研究家)の監修のもと、
当時の調味料として存在しなかった砂糖と醤油を
絶対使わないこと。
と、中世の献立にとても忠実に再現された料理です。
かんてんも使わず、エイの煮汁などを利用して工夫されました。

位の高い方がお見えになる時には、
御成御殿や茶室まで作ったとか。
身分の低いものに財をためさせず、反抗できないように、
最高の贅でもってふるまわなければならなかったようです。


今回の将軍御成御膳の文献からは、
イルカ、ニシンの子、たら、さけ、ホッケ、ホヤ、など北の材料が含まれていたこと。
鶴が貴重な食材として、高級な扱いを受けていたこと。
獣肉の類は含まれていないこと。
などが伺えました。

さぁ、再現された料理を公開いたします。

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                           献立順序が少しずれていることをご了承くださいませ



山口市菜香亭にて観覧無料で行われた再現お披露目会では、
たくさんの人の目にとまりました。
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食文化研究家の江後先生が解説をなさり、みなさん話に聞き入ります。
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実際には、この大きさの1.5倍のお皿と御膳です。
従って料理も必然的に1.5倍の大きさになるわけです。
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実際にはどんなお味だったのか。
試食もおこなわれました。

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山口市湯田温泉の旅館・ホテルの多くの施設にご協力頂き中世の料理が再現されました。

目指すは、『平成大内御膳』
これらの大内御膳を一つの観光資源として、市民の皆様、
観光で山口へお見えになる方への平成版おもてなし御膳となりますよう、
関係者一同願っているところであります。
早ければ、来春山口お宝展にて、お目にかかれる御膳があるかもしれません。



有吉