中原中也 生誕祭によせて


時は4月29日、中原中也の生誕祭のもと、記念館前庭にて、空の下の朗読会が行われました。
晴天に恵まれ、青空の下、10グループの朗読です。
地元、山口市立湯田小学校の生徒さんです。

こちらは、自作の手書き原稿 お題は『温泉』

中原中也の詩の魂が、時を経て、地元若人にも染みいっているようです。
客席から温かい拍手が送られました。

また、他参加者の開口に、
「みなさん、こんにちは。中也さん、こんにちは。」
という言葉が数多くありました。
参加者は、福岡、大阪、もちろん山口含め全国各地からです。
最後の朗読は、


中原中也賞受賞の 文月悠光(ふづきゆみ)さん。
詩と朗読の迫力に、拍手喝采でした。
場所を移し、湯田温泉のホテルにて、第15回中原中也賞贈呈式が行われました。
受賞詩集は、【適切な世界の適切成らざる私】
「最年少で受賞したということより、本を手にして頂き、現代詩の入り口になれば」
とコメントされております。


最後に、記念講演として、
【中原中也・心に棲む詩句】と題し、作家 澤地久枝さんの講演がありました。
会場に足を運んだ150名の聴衆者は、
独特な切り口の話と語りに、1時間引き込まれ笑いの渦も何度も出ておりました。
『中原中也生誕祭』をとりまいた4月29日。
参加者それぞれが、中也を感じていました。
中原中也記念館HP→コチラ
有吉
