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アートdeおもてなし

先日、ブログでご紹介させていただいた、山口市菜香亭で開催中の
アートdeおもてなし2015
に、行ってきましたyabashi30.jpg!!

アートでおもてなし1


お恥ずかしながら
今までアート展に行った事も無く
美術館も修学旅行で行った程度・・・。

そんな「芸術」に疎い私でしたが、行ってみた感想はズバリ
楽しい!!!!


ということで、どんなアートが楽しめるのか
いくつかご紹介させていただきます


ワクワクしながら入口を開けると・・・
チェーンソーアートの熊さんがお出迎え!!
「いらっしゃ~い」と言って歓迎してくれているようなポーズ
チェーンソーアート1


こちら、なんとチェーンソーアート日本1のアーティストさんの作品だそうです
アートでおもてなしチェーンソーアート2
↑こちらは動物たちの会議中・・??


◆山口大学創作グループの写真

写真を始めて3年ほどだそうです!素敵な写真がズラーっと並んでいます
写真だけでなく、小説やCDなども並んでいます
アートでおもてなし2


◆現代アート

この作品を作られたアーティストさんは30年ものブランクを経て、最近芸術活動を再開されたそうです!
大学卒業後はドイツへ留学もされていたそうですよ~
アートでおもてなし8


◆フェルトアート

フェルトアート歴、なんと2年!!!2年とは思えないリアルさ・・・
動物の骨格から勉強し、より本物に近づく様に設計されているそうです(*゚Q゚*)
ペンギンの卵の形もこだわり、恐竜の歯も1本1本手作りだそうです
アートでおもてなしフェルト1 アートでおもてなしフェルト2


他にもペーパークラフト、ペン画、立体造形などなど・・・
ご紹介しきれないほどたくさんの作品を観ることができます
1階も2階も、山口市菜香亭全体が美術館になったみたいですヾ(o´∀`o)ノ


また、作品を作られたアーティストの方もいらっしゃるので
チョーコクアートやフェルトアートや折り紙教室など、体験もすることができます(o゚∀゚o)

アートでおもtなし
(チョークアートの体験)

素晴らしい作品を見た後に
実際にその作品を制作されたアーティストの方に教えていただいて体験できるなんて
なかなか無い機会です!!!!


また、ポストカードや小説、カレンダーなどの販売も行われています

アートでおもてなし3
(↑ポストカード)

アートでおもてなし10
(↑手作りグッズ)


見て、体験して、体験で作った作品や購入したものを見て家でも楽しんで・・・
1日だけでなく、ずっと楽しめる
そんな素敵なイベントです


芸術はよく分からない・・・
という方でも、作品の魅力に惹きこまれて
楽しんでいただけること間違いナシです


≪開催期間≫
 2015年11月19日(木)~23日(月・祝)9:00~17:00
  (最終日のみ16:00まで)


ぜひお越しください.゚+.(・∀・)゚+.

矢橋yabashi30.jpg

能楽堂で能体験ができる!!

ご存知ですか?

薪能

この、野田神社能楽堂の舞台
初心者でも能のお稽古・体験ができるようになりました!!!!!
(もちろん、経験者も大歓迎◎◎◎)


本来、出演者しか足を踏み入れることのできな神聖な舞台です。
しかし、舞台は活用されて活きるもの
(逆に言うと、使われないとどんどん痛んで行くばかり・・・

せっかくある山口市の貴重な文化財を有効に活用しようという取り組みが始まりました。

ということで・・・・・・

chiyodamini.jpgyabashi30.jpg二人でプチ体験に行ってきました~~!!!!!



++++++++++++++++++


毎月1度指導に来られるのは、福岡在住の能楽師、今村嘉太郎さん。(観世流)

20151110 (2)

基本的には個別レッスン。
この日は仲良し3人グループの女性たちのお稽古にお邪魔させてもらいました。



と一言にいっても、謡や舞、囃子など様々なパートに分かれています。
全てのパート(科目といいます)をマスターするのは、
何年もかかってしまいますが、
このお稽古では、科目を部分的に分けて体験することができます。


とにかくまぁ、百聞は一見に如かず・・・・・ということで
さわりのさわりのさわりだけ、教えていただきました。

体験者は、新ブログ担当yabashi30.jpgちゃんです。

「能・・・ちゃんと見たことないデス・・・」という彼女も当然、超初心者です。

▼まずは初めの挨拶から。
20151110 (5)
ただのお礼ではなく、これも作法が決まっています。

今村さん:「普段正座しないでしょう?^^」

yabashi30.jpg:「はい・・・法事の時くらいですね・・・」←見抜かれている。


▼基本姿勢(立ち姿)も、力を入れるポイントがあります。
20151110(14)
手は握り、背中で肩甲骨を引き合わせるようにして胸を張ります。
視線は斜め前。

yabashi30.jpg:「立ってるだけですごい筋肉使いマス・・・」ぷるぷる




▼お次はすり足(ハコビといいます)。能と言えば、この歩き方。
20151110(15)
今村さん:「床から足の裏を離さず、上半身を動かさずに移動します。腰が動いては美しくありません。」
yabashi30.jpg:「は、はい・・・」(ロボットのようになる。)




▼「指し込み」の練習。扇を使って、何かを指し示す動作です。
20151110 (8)
今村さん:
「ただ腕をあげるんじゃなくて、胸の前に重く大きな塊があることをイメージしてみましょう。
 その重い塊を、腕で持ち上げる感じです。」
ぐぐぐ~~~・・・・

一つの所作でも、重みを感じる動きにはこういうイメージがあったのですね。
20151110 (11)
立ち姿勢、歩き方に加え、腕の動き。全身の筋肉に緊張が走ります。


そして、礼に始まり礼に終わる。
20151110 (13)
「ありがとうございました。」


「はじめはものっすごくドキドキしたけど、やり始めたらドキドキする暇ないです!!!笑
ちょっとの動きなのに、体の筋肉をすごく使うので、想像以上に疲れちゃいますけど、
すっごく楽しいデス!!!!」
と興奮気味のyabashi30.jpgちゃん。


↓この日、3度目の稽古に来られていた女性グループは、舞い姿も様になっておられました。
20151110 (1)

この生徒さんたち、実はお能観賞もほぼビギナーだそうです。
1度しか見たことありませんという方も。

「なぜやってみようと思ったのですか?」とお聞きすると

「整体」の先生に勧められたのだとか。

「能の動きは、全身の筋肉や姿勢を使って、体の正しい動きを促すみたいで。
普段生活ではしないような立ち方、歩き方を意識できるので
健康のために始めました

とのこと。そんな入口もあるのですね~(現代でいうヨガみたいな感じかな?)
別の女性は、

「謡の稽古の時には、普段出さないような大声をお腹から出すのではじめは眩暈がしました(笑)けど、終わった時には、喉というか胸のあたりがスーーーッとした感じがして、気持ちよかったです」


20151110(16)
(稽古を終えて、スッキリ顔のみなさん)

そして皆さんが口をそろえて言うのは

「この本物の能舞台で、プロの能楽師さんに教えてもらえるって、他にはそうないですよね?!
すっごい貴重だと思うんです!!!!」

ということ。


様々な目的はあるにせよ、使ってもらって初めて活きる能楽堂です。
みなさんもぜひ、能楽堂の舞台を踏みしめてみませんか???

能のお稽古・体験、お気軽に参加してみてください♪おまちしていま~~~す!


★野田神社能楽堂 能の稽古・体験について★
・稽古日 月1回・第2火曜日※次回は12月1日(火)
 (基本的には個別、グループ別稽古です。ご希望の時間帯をご相談ください)
・受講料 団体稽古 1科目3,000円/2科目4,000円(一人あたり)/別途教材費
・見学やプチ体験も承ります。(1,000円程度)お気軽にご相談ください。
・講師 能楽師 今村嘉太郎(詳しくはこちら
・問合せ TEL:070-5416-2621 Mail:yoshitarou0423@gmail.com(今村)



千代田chiyoda1.jpg

笑いの文化!山口鷺流狂言を観に行ってきました。

芸術の秋・・・文化の秋・・・楽しんでいますか

ということで・・・

chiyodamini.jpgは、11月7日土曜日に開催された、
山口鷺流(さぎりゅう)狂言定期公演
を観に行ってきました!

鷺流狂言定期公演2015 (4)(山口県教育会館にて)

狂言・・・ご覧になったことがありますか??

小学校の時、狂言の授業がありましたが・・・
公演会というものを見学するのは大人になって初めて

今回の舞台に、知人(保存会員)が出演するということで、おそるおそる(?)観に行ってみました。


会場に入ると・・・・・

鷺流狂言定期公演2015 (1)

開演前にはほぼ大入り満員(@@)!!
500人定員の会場はすでに温まっておりました。

鷺流狂言定期公演2015 (2)

テレビカメラもずらり。

外国の方も数人いらっしゃいました。
出演する知人曰く、「今年はほとんど告知してないからな~」ということでしたが・・・
注目の高さが伺えます。

鷺流狂言定期公演2015 (3)

狂言とは、ざっくりいうと日本古来のコメディー舞台です。

舞台や衣装の雰囲気から、ちょっと難しそう・・・という印象を受けてしまいがちですが
ひとたび上演が始まれば会場は笑いの渦

鷺流狂言定期公演2015 (6)
なかなかアクロバティックな動きもあります。

1演目約10~20分。
にやにやアハハ~と見入っているうちに綺麗に「落ち」がついて終わります。
(現代の漫才コントと同じような感覚です)

日本の笑いって、見事
時代は変われど、人間のおかしみは変わらないんだな~プププと実感。


ここで鷺流狂言豆知識

鷺流狂言とは、江戸時代に徳川家康の愛顧を受けて栄えていった流派で、
山口に伝わる鷺流狂言は、長州藩抱えの狂言の流れを汲むものでした。
(お殿様たちがこぞって興じていたのですね~

しかし、明治後期、昭和に入ると、後継者不足により急激に衰退

その状況を危惧した数少ない門弟たちが、山口鷺流狂言保存会を設立。
さまざまな歴史を経て、現在に至るというわけです。

保存会設立から60年を迎える昨年度は、
なんとアメリカのセンター大学でも公演!(その時の様子はこちらの動画

言葉や文化が違えど、会場は大盛り上がりだったそうです。Oh!Fantastic!



今、保存会には若いメンバーも加わり、
子供向けの狂言教室なども開かれて、文化の保存と伝承に尽力されています。


山口に伝わる「笑い」の文化。
皆様もぜひ一度ご覧になってみてくださいね☆


★次回の公演★
第8回山口県立大学鷺流狂言公演
平成28年1月24日(日)13:30開場/14時開演
山口県立大学講堂にて(予約不要・参加無料)

★出張上演いたします★
各種イベント、コンベンション(学会・大会)の余興として、上演・講演も承ります。
お問合せは 山口鷺流狂言保存会090‐6406‐0245(米本) までお気軽にご相談ください♪
山口鷺流狂言facebookはこちら




千代田chiyoda1.jpg

大内文化と北九州

ariyoshi[1]

北九州市立いのちのたび博物館で開催されている冬の特別展

知られざる歴史絵巻
大内文化と北九州
 
   (HPは → コチラ )

のご紹介です。

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入り口には、この大きさのタペストリーが掲げられ、
大内文化を紹介したDVDも放映されています。

1か月の開催期間中、記念講演会やギャラリートークも組まれていて、
これは、2/5 日曜日の学芸員の説明によるギャラリートークが始まった時の様子です。

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多くの方が耳を傾けていました。


中の展示は、よくぞここまで大内文化の関わりのあるものを集めてきたなぁ。
と、感心するほどの重要文化財指定の品々を含む展示でした。
中は、撮影禁止となっているために、
学芸員さんのお話を少しご紹介します。

大内氏の先祖は、その昔百済国の聖明王の第三王子・琳聖太子と伝えられています。
日本において、武士は源氏もしくは平氏の流れを汲むものを祖とするものが多い中、
他国の国の王子を祖と名乗るのは、非常に珍しいそうです。

大内氏は、室町の時代、
西国一の大大名の栄華を辿りますが、
それには、朝鮮との交易が大きな役割を果たしています。

貿易をするには、当時の交通手段であった船が必要です。
その当時、現在の北九州一帯をも治めていた大内氏は、
船業にたけていた、現在の北九州門司区あたりの門司氏の船を
利用して貿易をしたそうです。
長さ35m、高さ17mの船であったそうです。

また、大内氏一族ほど、
天命をまっとうせず亡くなった当主が多いのも事実だそうです。
将軍との覇権争い、兄弟による家督争い、戦場での戦死、病死などだそうです。

戦国の世に花開く雅の世界の所以なのでしょう。
学芸員さんの興味深いお話でした。


是非、直接足を運んで、歴代大内氏が様々な所へ寄進した数々の品をご覧ください。
一見の価値ありです。



さて、
撮影可能であったものの紹介です。

特別展示を出た所には、
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山口のポスターやパンフレットがたくさん置かれています。
当協会にお問い合わせがあったものです。
みなさん、たくさん手にとっていかれるそうです。


そして、
通信符
※「通信符」という印面になります。15世紀に朝鮮と大内氏との貿易に使われました。
朝鮮側で作り、印鑑そのものを半分にして、朝鮮には左半分、大内氏には右半分の印鑑を
渡していました。※

(この印鑑は、わたくしアリヨシが押印して作ってみました)




そして、お土産・物販コーナーの入り口には、こんな大きなパネルが・・・
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山口の銘菓≪外郎≫や海産物がたくさん。

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山口の伝統工芸≪大内人形≫も、数々並んでいます。


そして、数売れているものの一つに、
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大内文化の遺産(DVD)シリーズ。
特に、Ⅰ~Ⅲシリーズのセットになった2500円(1シリーズ1000円)が、
好評だそうです。
制作:NPO歴史の町山口を蘇らせる会  
(会場入り口でも導入部分が流れており、熱心にご覧になる方が多かったです)



関門海峡をまたいだ北九州市で、
このようにわたくし達の大内文化を取り上げて頂けたことに深く感謝し、
また、西国一の大大名であった我々の祖先の功績を改めて見直せた
いのちのたび博物館の冬の特別展。

開催期間、2月12日(日)となっております。
是非、足を運んでみて下さい。


そして、お帰り御食事の一考に。
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九州と本州を結ぶ関門海峡を渡る手前、めかりパーキングのレストランの一品です。
海峡丼 と名をうち、
この長いものは、あなごの天婦羅で、関門橋をイメージしているそうです。
そして、ふくの唐揚げが二つ。
ちりめんじゃこもたくさんふりかかっていて、
なんとも美味しく頂けました。


史術鑑賞のあとは、やはり美味しい食べ物ですね。




やっぱり、出かけてみるしかなさそうですね。







有吉




テーマ : 山口県 - ジャンル : 地域情報

辰 萩焼香合

ariyoshi[1]

辰・竜・龍(たつ)です。

登竜門
昇り竜
と言葉があります。

辰は干支の中で唯一想像上の動物ですが、
瑞兆(よいこと、めでたいことのある前兆)のシンボルとされています。

山口市湯田温泉にあります
おおすみ歴史美術館では、
毎年、新春企画展で、干支の萩焼香合を展示されています。
萩焼香合と茶陶展の詳しくは → コチラ

※香合
≪香を入れるふたつきの小さな容器≫で、
茶道具の一つであり、また仏具の一種でもあります。



毎年楽しみに来館される方も多い企画展です。
ドラゴンは、西洋、東洋風といくらでも解釈できて、その表現もまちまちです。



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↑ガラス越しに遠目に撮影。展示の様子です。

↓実際の大きさは、手のひらサイズです。
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陶芸家は、年末に翌年の干支の香合を作る方が多いそうです。
今回の企画展では、その香合24点と、
作家さんの一番新しい作品、花瓶や抹茶茶碗など
合計55点の展示がしてあります。


年の始めに、
萩焼の素晴らしさを多くの方に知ってほしいという
おおすみ歴史美術館さんの気持ちがあらわれています。

干支の香合展、
これだけ香合を集めての展示も珍しいそうです。
また、理屈を抜きにしても
小さいながらも、愛らしく、素敵な芸術作品の数々です。


お茶の世界では、特に、
一楽二萩三唐津と呼ばれるほどの萩焼です。


是非、萩焼の香合を見にでかけてみませんか。




※おおすみ歴史美術館HP → コチラ




有吉




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